石垣覚 展
会期:2016年1月23日(土)〜2月3日(水) 場所:Gallery O2 大田区 / 東京
取材: 清水 剛 ・ 画像提供: 石垣 覚
会員の石垣覚さんの個展が開催されました。 場所は大田区西馬込の住宅街の中にある“ギャラリーO2(オーツー)”。外観は瀟洒な洋風の民家で、玄関を上がると手前に洋間、その奥に畳の部屋があり、そのまま展示スペースとなっていました。「いつも植物や小さな生き物など身近な自然をモチーフに制作している」という石垣さんの作品は、燭台、ランプシェードや小物入れ、フック、ペーパーウェイト等いずれも暮らしに身近な道具たち。野に咲く草花や小鳥など、どれもが愛らしく温かみが感じられ、作者の温和な人柄がそのまま形に現れているようでした。 一昨年、フランス・パリ市内の美術鋳造工房での1年間の研修を終えてから、帰国後初となる今回の個展。原型のデザインや着色方法等、和と洋を融合させた独自の作品づくりを今後もさらに発展させ、ますますご活躍されることを期待しております。
左:『 カラスノエンドウ小箱 』素材:ブロンズ、漆、金箔 技法:ロストワックス鋳造、緑青仕上げ、内側は金箔貼り
右:『 のばらのランプシェード 』素材:ブロンズ 技法:ロストワックス鋳造