ホーム > いもののかたち 展
私達は鋳金という仕事を業とする仲間の集まりであります。
私達の先祖や先輩から受けた物心両面に亙る文化的遺産を正しく継承し、それを現代に生かし更に次の世代に残して行かねばなりません。
汗を流し、土をこね、金属を溶かし、仕上げをする。その中から真実をみつけてものを作ります。そこには隠すことの出来ない自分自身が形として残ります。自分をさらけだすことは、こわいことです。だけど観て下さる方々には作る人間が黙っていては判らない場合があります。
私達の作品をみて下さる方と、これを作った時の私達の心がどこかでふれあうことがあればそれが一番嬉しいことなのです。
私達はこのめぐりあいを求めて今日も又土にまみれることを続けるのです。
(2008年本会創立100周年記念展によせて〜西大由元会長の言葉から)